第95回アカデミー賞 ノミネート紹介 主演男優賞


オースティン・バトラー 『エルヴィス』(初ノミネート)

『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド』でブラピにボコボコにされたあの青年が、エルヴィス・プレスリーの大役を掴み取り、激賞を得る。ゴールデン・グローブ賞も勝利。実在の人物を演じるのはアカデミー賞好み。しかも伝説的な歌手となればなおさらだ。作品も8部門候補入りで評価も非常に高い。受賞もあるぞ。


ポール・メスカル 『Aftersun』(初ノミネート)

アイルランド出身の新星が初ノミネートを獲得。恐らく多くの映画ファンにとっては初めて名前を耳にする俳優だろう。対象作からのノミネートは彼だけ。作品の支持票は全て彼に集中する予感。何とあの『グラディエーター』続編の主人公に大抜擢!つまりキャリアはまだまだこれから。そんな前途有望な若手のあいさつ代わりの初ノミネートだ。


ビル・ナイ 『生きる LIVING』(初ノミネート)

大作映画からインディーズ映画まで、幅広く活躍を続けている英国の名優が遂に初ノミネート。もしかしたら映画ファンが今回のアカデミー賞で一番嬉しいのはビル・ナイのノミネートかも知れない。黒澤明監督の名作『生きる』を、カズオ・イシグロの脚本でリメイク。オリジナルでは志村喬が演じた役だ。


コリン・ファレル 『イニシェリン島の精霊』(初ノミネート)

エンタメ作品はもちろん、最近はヨルゴス・ランティモス作品でも存在感を放つ俳優が初のノミネートを獲得。これまでは賞レースには無縁のキャリアだったが、対象作は作品賞も有り得るほどの作品で、主演の座を得る。前哨戦では無類の強さを発揮し、ゴールデン・グローブ賞を受賞する。間違いなくこの部門のフロントランナー。


ブレンダン・フレイザー 『ザ・ホエール』(初ノミネート)

『ハムナプトラ』や『センター・オブ・ジ・アース』で活躍した彼はアドベンチャー映画ではお馴染みの人間だった。しかし、いつしか映画出演は減り、体重が激増したというニュースが出ただけ。そんな彼が何と270キロとなった父親を演じる。ダーレン・アロノフスキーが監督したこの映画でフレイザーは見事に返り咲き、見事初のノミネートを獲得。ブロードキャスト映画批評家協会賞を受賞。組合賞の結果次第では受賞もあるぞ。

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