ケイト・ブランシェット 『TAR ター』(7年ぶり8回目)
気が付けば8回目のノミネート。そして今回の演技部門では唯一のオスカー受賞経験者。しかも2回。しかもこの部門の堂々たるフロントランナー。ゴールデン・グローブ賞とブロードキャスト映画批評家協会賞を制する。気が付けばもう53歳。でも変わらない演技力と存在感。お見事です。
アンドレア・ライズボロー 『To Leslie』(初ノミネート)
誰もが予想しなかったサプライズノミネートを果たした中堅女優。恐らく今回初めて彼女の名前を知った映画ファンも多いはず。前哨戦でもほとんど名前を聞かず、重要3賞全て候補から漏れている。それでもノミネートを果たしたのは、彼女の演技が、同じ役者たちから熱い支持を集めた証拠。ここから一気にブレイクするかも?
ミシェル・ヨー 『エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス』(初ノミネート)
かつてはボンドガールも務め、全世界で絶賛された『グリーン・デスティニー』にも出演し、アジアを代表する女優でありながらも、こういった映画賞とはほぼ無縁だった。そんな彼女がA24の、ちょっと風変わりな映画で主演を務め、それがまさかの特大ヒット&大絶賛!そうして掴んだ初ノミネート!前哨戦でも勝利の山を積み重ねた。ライバル、ケイト・ブランシェットの壁は高いが、世界中の映画ファンは彼女がオスカーを取る姿を見たいはずだ。
ミシェル・ウィリアムズ 『フェイブルマンズ』(6年ぶり5回目)
最近は『ヴェノム』などのエンタメ作品への出演もあるが、以前はインディーズ映画の女王として、様々な映画に出演していた実力派女優。スピルバーグの自伝的映画で主人公の母を演じる。前哨戦では苦戦するも、何とか候補入りは果たした。実は助演向きの女優。そういえば主演女優賞での候補入りはマリリン・モンローを演じたあの映画以来。
アナ・デ・アルマス 『ブロンド』(初ノミネート)
マリリン・モンローの半生を演じた映画は賛否が真っ二つに割れた。その証拠にラジー賞には作品賞を始め8部門候補入りしている。それでも彼女の演技は絶賛された。今最も注目を集める女優が初の候補入り。ここから更なる活躍に期待したい。ちなみにかつてマリリン・モンローを演じたミシェル・ウィリアムズも同じ部門に候補入り。面白い偶然ですねぇ~
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Netflix映画「ブロンド」9月28日(水)より独占配信