ジャド・ハーシュ 『フェイブルマンズ』 (42年ぶり2回目)
『普通の人々』以来実に42年ぶりとなる候補入りを果たしたのは御年87歳の大ベテラン。出演時間はそこまで長くは無いものの、その演技を絶賛されての候補入りを果たした。映画界に長年貢献してきた俳優が評価されやすい部門、ポール・ダノが落選した分、彼の支持票も入りやすいか。
ブレンダン・グリーソン 『イニシェリン島の精霊』(初ノミネート)
『ブレイブハート』や『マイケル・コリンズ』などに出演したかと思えば、『ハリーポッター』シリーズにも出演するなど作品ジャンル問わず幅広い活躍を続けてきたベテラン俳優が遂に初の候補入り。息子のドーナル・グリーソンよりも先にオスカーの舞台に登場です。作品評価は高いが、同じ作品からバリー・コーガンが候補入りしており、票割れは必至か。
バリー・コーガン 『イニシェリン島の精霊』(初ノミネート)
『ダンケルク』、『アメリカン・アニマルズ』で注目を集めMCU作品『エターナルズ』にも出演。今最も勢いのある若手俳優がオスカー初参戦。前哨戦ではあまり目立てなかったが、作品評価は高い。同じ部門にブレンダン・グリーソンが候補入り。票割れは確実で、今回の受賞は厳しいかもしれないが、彼のさらなる飛躍を感じさせる。
キー・ホイ・クァン 『エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス』(初ノミネート)
『インディ・ジョーンズ 魔球の伝説』や『グーニーズ』に出演した元子役が久々の映画出演で激賞を集め、初ノミネート。アカデミー賞はカムバックを果たした俳優女優も大好き。前哨戦をほぼ独走状態で勝利の山を積み重ねる。ゴールデン・グローブ賞にブロードキャスト映画批評家協会賞も受賞。文句なしの、堂々のフロントランナー。
ブライアン・タイリー・ヘンリー 『その道の向こう』(初ノミネート)
近年数多くの話題作に出演している彼がまさかの候補入り。このノミネートを予想できた人は少なかったはず。ジェニファー・ローレンスと共演したインディーズ映画で助演。今回の候補入りはここ数年の活躍の一つの集大成。前哨戦ではほとんど目立たなかった分、ここから一気に勢いを付ける可能性も?
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