アンジェラ・バセット 『ブラックパンサー ワカンダ・フォーエバー』(29年ぶり2回目)
実に29年ぶりにアカデミー賞に候補入りを果たした彼女の役柄は、亡き国王の母親。作品自体は続編で、彼女も前作からの出演だが、見事な演技で会員と観客の心を掴む。マーベル・シネマティック・ユニバース作品では初の演技部門候補入りを果たした。実はこの部門で唯一のオスカーのミニー経験者。現在ゴールデン・グローブ賞とブロードキャスト映画批評家協会賞を受賞中。
ジェイミー・リー・カーティス 『エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス』(初ノミネート)
スクリームクイーン、ジャネット・リーの娘も今やすっかり大ベテラン。『ハロウィン』シリーズのヒロインとして、ジョン・カーペンター映画にも数多く出演。『トゥルーライズ』でゴールデン・グローブ賞を受賞するも、アカデミー賞とはあまり縁が無かった彼女が遂に掴んだ初ノミネート。同じ作品からステファニー・スーが候補入り。
ステファニー・スー 『エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス』(初ノミネート)
本作で母親役で出演しているミシェル・ヨーとは『シャン・チー』で共演しているものの、彼女自身は非常に小さい役での出演だった。ここまで大きな注目を集めるのはもちろん今回が初めて。前哨戦では無類の強さを見せる。ここから一気に駆け上がれるか。実は助演女優賞の歴代の受賞者は国際色強い。共演のジェイミー・リー・カーティスも候補入り。当然票割れが懸念されます。
ホン・チャウ 『ザ・ホエール』(初ノミネート)
タイの難民キャンプで生まれたという経歴を持つ彼女がオスカーの舞台にたどり着いた。270キロの巨漢主人公の友人役で賛辞を集め、ノミネートを獲得した。マット・デイモン主演の『ダウンサイズ』でも注目を集めたが、それが遂にブレイクに繋がった。同じアジア系ならステファニー・スーの方が強い。
ケリー・コンドン 『イニシェリン島の精霊』(初ノミネート)
彼女の声はマーベル・シネマティック・ユニバースではお馴染みかも知れないが、その名前や演技を知っている人は少ないだろう。それでも『スリー・ビルボード』や『ドリームランド』などに出演し、結果を残し続けた結果に得られた初のノミネート。作品の勢いはある。
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