
2006年
★★★★★★★☆☆☆
監督 マーク・ネヴェルタイン ブライアン・テイラー
主演 ジェイソン・ステイサム エイミー・スマート
R-15
近年稀にみるバカ全開の映画。
マフィアを抜ける決意をした1人のヒットマン。しかし組織はそれを許さなかった。報復は死ではなく、特殊な薬を投与すること。その薬は体内のアドレナリン量が一定以下になると死に至るというとんでもない代物だった。
「トランスポーター」シリーズのジェイソン・ステイサム主演のアクション・コメディ。監督はマーク・ネヴェルダイン、ブライアン・テイラー。出演は「トランスポーター」シリーズのジェイソン・ステイサム、「スターシップ・トルーパーズ」のエイミー・スマート。
アドレナリンを出し続けないと死んでしまう。そして主人公はそのためにバカを連発していく。聞いただけで、もう絶対にB級映画だとわかるような映画だ。
今作は間違いなく近年稀に見るバカ全開の映画だ。ここまで来るとアクション映画というよりはコメディ映画に近い。まぁかなり不謹慎で悪趣味なものだが。
主人公の取る行動に意味は全くない。ようはアドレナリンを出すためなら何でもやる。だから彼はとにかく考えるよりもまず行動。だから彼の行動に意味は無いのだ。意味のない行動だけど、主人公がバカを一生懸命にやっているところがまた面白い。
出演のジェイソン・ステイサムもすごかった。「トランスポーター」ではクールな運び屋だったのが一転。頭の悪いバカな殺し屋だ。このギャップがあまりにも凄くて面白かった。エイミー・スマートのキャラも可愛くていい。
まぁバカバカしい事には変わりないが、ここまで悪趣味だと、それもかえって良い感じ。主人公の意味のない行動は笑える。普通に楽しめるB級映画だ。