部門別ノミネート予想 助演男優賞編

助演男優賞は助演女優賞と違い、映画業界で長く活躍してきた俳優が恩恵を受けやすい部門である。そして今年は受賞経験はもちろん、これまで賞レースに絡んでこなかったような俳優たちの活躍が目立っており、渋いけどフレッシュな戦いが繰り広げられている。

前哨戦はとにかくポール・レイシー『サウンド・オブ・メタル』が強かった。同じく主演男優賞にいるリズ・アーメドと共に賞レースを引っ張った。作品評価も考えると彼の候補入りは当確かと思われたが、彼は一番重要な賞である俳優組合賞を落としてしまった。

ここで重要3賞をコンプリートした俳優を整理しよう。サシャ・バロン・コーエン『シカゴ7裁判』ダニエル・カルーヤ『Judas and the Black Messiah』レスリー・オドム・ジュニア『あの夜、マイアミで』の3人だ。作品評価も十分でこの3人はノミネート当確と言える。

次に候補入りが考えられるのは先ほどのポール・レイシーの他は、チャドウィック・ボウズマン『ザ・ファイブ・ブラッズ』マーク・ライランス『シカゴ7裁判』だろうか。ボウズマンはゴールデン・グローブ賞を、マーク・ライランスはどれも引っかかっていない。本来であればボウズマンが候補入りしそうだが、『ザ・ファイブ・ブラッズ』は当初の予想よりも賞レースで苦しんでいる印象。特にゴールデン・グローブ賞では完全に締め出されてしまった。

それに比べて『シカゴ7裁判』は作品評価も上々で、しかもアンサンブル演技が楽しめる作品だ。全員が助演にカテゴライズされているため、票割れが起きやすいのは事実だが、助演部門はWノミネートが出やすい部門であることを考えると2人の候補を送り込むことは十分にあり得る。そしてもしサシャ・バロン・コーエン以外に候補入りするなら、恐らくマーク・ライランスだろう。

作品評価の爆上がりで候補入りの可能性が高まっているのはデヴィッド・ストラザーン『ノマドランド』ボー・バーナム『プロミシング・ヤング・ウーマン』の2人だ。前哨戦では全く目立った結果は残せていないが、この2作品は評価が高い作品なので、この部門に候補を送り込む可能性は十分にある。特に『ノマドランド』は賞レースを目下爆走独走中だ。

そんなわけで助演男優賞のノミネート予想5名はこちら。

サシャ・バロン・コーエン 『シカゴ7裁判』
レスリー・オドム・ジュニア 『あの夜、マイアミで』
ダニエル・カルーヤ 『Judas and the Black Messiah』
ポール・レイシー 『サウンド・オブ・メタル』
デヴィッド・ストラザーン 『ノマドランド』

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